毛穴は、肌の奥から伸びる体毛を包む毛包管が、肌表面で開いたもの。毛穴には、皮脂を分泌する皮脂腺がもれなく付随しています。顔は特に毛穴の数が多く、毛包管も皮脂腺も大きいのが特徴。では、毛穴はどうして開いてしまうのでしょうか。
原因① 皮脂の過剰分
(肌イメージ図)
皮脂の分泌量は思春期から増え始め、20代前半でピークになります。また、気温の上昇や偏った食生活など、さまざまな要因が重なって皮脂の分泌量が過剰になることも。すると、皮脂によって毛穴の出口が押し広げられてしまうのです。
皮脂は本来、汗と混ざり合って皮脂膜になり、肌の乾燥を防いでくれるもの。ところが過剰に分泌されると、ベタつきやニキビなど、肌トラブルが起こりやすくなってしまいます。
また最近では、マスク着用によって汗や皮脂の分泌が活発になり、皮脂量が増加することで押し広げられた毛穴が目立ってしまうことも…。
原因② 加齢による肌のたるみ
本来は丸い形をしている毛穴ですが、肌がたるんでしまうと、ほおの毛穴がタテに伸びて目立つように。たるみにともなう毛穴の開きは、しずくのような形が特徴。ほおを指でピッと引っ張ると毛穴が目立たなくなる場合は、たるみが原因かもしれません。