オイリー肌の正しいスキンケア方法は…？

2022/6/17 21:00

メイクが崩れる、テカって見える、毛穴が目立つ…など、さまざまな悩みを抱える脂性肌。
油分がたっぷりで乾燥とは無縁のように思えますが、乾燥が原因でたくさんの皮脂が分泌されている可能性もあります。
皮脂を味方につけてオイリー肌から脱出する、正しいスキンケアの方法をご紹介します。

オイリー（脂性）肌とは？

脂性肌とは、皮脂が過剰に分泌されていて、べたつく肌質のことです。
一見、水分・油分ともに十分に見えますが、肌内部は乾燥していて、それが原因で表面の皮脂が増えているインナードライ肌の可能性もあります。
Tゾーンや頬の毛穴が目立ち、黒ずみ毛穴になりやすいのが脂性肌の特徴です。

額から鼻筋にかけてのTゾーンには皮脂腺が多く集まっており、オイリーになりやすい部分です。

こうした特徴がわかっていても、自分の肌質を正しく見極めるのは意外と難しく「脂性肌かと思っていたら乾燥肌だった」といういわゆるインナードライとの勘違いも多いため、思い込みから間違ったケアをしているなんて事もあります。

脂性肌の正しいスキンケアとは？

脂性肌が改善しない原因は、洗顔のしすぎと、保湿をしないことの2つです。
スキンケアは、肌質に合った正しい方法で行わないと、逆にトラブルを悪化させてしまう場合があります。
「正常なターンオーバーのサイクルにしたい」「脂性肌をなおしたい」と思っているのに、べたつきや黒ずみ毛穴が改善しない…。
そんなときは、スキンケアの方法が間違っているのかもしれません。

洗顔方法
べたつきやテカりといった脂っぽさが気になり、なんとかして皮脂を落とそうと洗顔に力を入れてしまいがち。
しかし、何度も洗ったり、ゴシゴシこすったりするのは逆効果です！
皮脂は、乾燥から肌を守り、うるおいをキープする大切な役割も担っているため、皮脂を落としすぎると、不足する成分を補おうとする働きが起こり、皮脂が大量に分泌されてしまいます。
脂性肌の人はゆっくり丁寧な洗顔を心掛けましょう。

【洗顔の基本】
①洗顔料をよく泡立て、たっぷりの泡を作る
② 泡を肌にのせ、毛穴の汚れを包み込む
③ 必要な水分・油分まで洗い流さないように、やさしく洗う

保湿の方法
べたつきが気になる脂性肌の人は、化粧水だけでさっとお手入れを終わらせてしまうことが多いのではないでしょうか。
これも脂性肌を悪化させる原因のひとつ。洗顔後は、どんどん水分が飛んでいくため、肌質に関わらず徹底した保湿が必要です。

洗顔後に何もつけずにしばらく過ごしていると、肌がつっぱるような感覚の後に皮脂が出てくるのを感じた事はないでしょうか？
肌のつっぱりは、乾燥のサインです。これを放置していると、肌表面のバリア機能が低下し、肌を守ろうとする働きが強くなって、より多くの皮脂が分泌されるようになってしまいます。

洗顔後はできるだけ早く化粧水をつけ、じっくり水分を入れ込んだら、欠かさず乳液やクリームでしっかりと蓋をし、水分が逃げないようにすることが大切です。

皮脂を味方につけて、トラブルの無い肌へ

脂性肌に人にとって難敵の皮脂ですが、すこやかな肌を維持するにはなくてはならないもの。
脂浮きを感じたら、むやみに拭き取ったり洗い流したりせず、表面の皮脂を抑える程度にとどめましょう。
また、皮脂を取るときに補水・保湿を心掛けると、次第にターンオーバーが正常に近づいていきます。
あきらめず、地道なケアを続けましょう！

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